CD の書き込み

RealOne Player と録音用光メディア (CD-R または CD-RW) を使用して、標準の CD プレイヤーで再生可能なオーディオ トラックを含むカスタム オーディオ CD や、ミュージック ライブラリからメディア ファイルをコピーしたデータ CD を作成することができます (詳細は「オーディオ CD とデータ CD」を参照してください)。

特別なシステム要件

概要

カスタム ディスクを作成する場合は、ファイルを光ディスク (CD-R または CD-RW) に転送します。オーディオ ディスクまたはデータ ディスクのいずれを作成する場合でも、転送 (書き込み) 可能なメディア ファイルは、コンピュータ上のファイルのみです。インターネットからダウンロードしたファイルやマイ ライブラリに保存したファイルを転送することはできますが、コンピュータにストリーミングしたメディアを転送することはできません。

CD の種類の選択

作成する CD の種類として、次のいずれかを選択できます。

CD の種類

説明

オーディオ モード

オーディオ モードでは、標準の CD プレイヤーで再生可能なオーディオ CD が作成されます。クリップは CD のオーディオ トラックとして、標準オーディオ CD と同等の品質で追加されます。

注意: CD のオーディオ品質は、オリジナルのメディア ソース ファイルと同程度かそれ以下で、良くなることはありません。ビットレートの低いソース ファイルに含まれるオーディオ データは、CD 品質のソース ファイルより少なくなっています。オーディオ CD を作成する場合、RealOne Player では、欠落したオーディオ データを補間する必要があります。

注意: CD-R オーディオ ディスクは標準の CD プレイヤーで再生することができますが、CD-RW のオーディオ ディスクは一部のプレイヤーでは再生できない場合があります。プレイヤーの仕様を確認してください。

MP3 モード

 MP3 モードでは、選択したオーディオ ファイルが MP3 形式に (必要に応じて) 変換され、保存されます。これによって、標準の MP3 対応プレイヤーで再生可能な CD が作成されます。RealOne Player では、最も近い値のビットレートでファイルが変換されます。

メディア モード

メディア モードでは、メディア ファイルが CD-R または CD-RW ディスクに保存されます。このディスクは、後から標準のコンピュータに付属する CD-ROM ドライブで読み取ることができます。メディア ファイルは、ローカルドライブにあるファイルと同じフォーマットおよび品質でカスタム データ CD にコピーされます。このモードの主な用途は、メディア ファイルの保存/バックアップです。

注意: このモードで追加できるのは、RealOne Player でサポートされるメディアの種類だけです。

オプション

次のオプションは、ユーザーが選択した CD の種類に固有のものです。

CD の種類

選択可能なオプション

オーディオ モード

2 秒間のギャップ

オーディオ トラック間に慣例的な 2 秒間のギャップを入れるか、このギャップを削除するかを選択します。

クロスフェード

各トラックの最後と次のトラックの最初をオーバーラップさせます。オーバーラップさせる秒数を入力します。

オーディオ フィルタ

各トラックの音量を調節して、すべてのトラックが同じ音量になるようにします。

これらを常にデフォルト設定として使用する: このオプションを選択すると、現在の設定をオーディオ モードのデフォルトとして保存できます。

MP3 モード

CD 名

コンピュータに表示されるディスクに名前を追加します。

プレイリスト オプション

CD に書き込まれるファイルのクリップ情報に基づいて、ディスクにプレイリストを追加します (M3U 形式) 。各アーティストまたはアーティストとアルバムの組み合わせに対して 1 つのプレイリストが追加されます。

フォルダ オプション

MP3 ファイルは、アーティストとアルバムに関するクリップ情報に基づいて、ディスクでフォルダに分けて整理できます。フォルダなし、アーティスト別フォルダ、またはアーティスト/アルバム別フォルダおよびサブフォルダを選択します。

また、フォルダにプレイリストを置くこともできます (前のオプションから)。

これらを常にデフォルト設定として使用する: このオプションを選択すると、現在の設定を MP3 モードのデフォルトとして保存できます。

メディア モード

CD 名

コンピュータに表示されるディスクに名前を追加します。

フォルダ オプション

メディア ファイルは、アーティストとアルバムに関するクリップ情報に基づいて、ディスクでフォルダに分けて整理できます。フォルダなし、アーティスト別フォルダ、またはアーティスト/アルバム別フォルダおよびサブフォルダを選択します。

これらを常にデフォルト設定として使用する: このオプションを選択すると、現在の設定をメディア モードのデフォルトとして保存できます。

コマンド バー

コマンド バーは [CD の書き込み] ページの下部に表示されます。現在のページに固有のコマンドがページの下部に表示されます。コマンド バーから、次のコマンドを実行することができます。

オプション

説明

ドライブ オプション

[ツール] - [環境設定] - [CD の書き込み] が表示されます。

すべてのクリップを選択

CD 書き込み待ちリストに入っているすべてのクリップを選択します。

クリップの削除

待ちリストに入っている選択されたすべてのクリップを選択解除します。

CD の消去

ドライブに再書き込み可能メディア (CD-RW ディスクなど) が入っている場合に使用できます。ディスク上のすべてのデータを消去できるので、ディスクを再利用することができます。

CD ケース

 [CD ケースの印刷] ダイアログが表示されます。

重複クリップの削除

待ちリストから重複しているクリップを削除します (多数のクリップ (特にプレイリストのクリップ) を待ちリストに入れている場合は、同じトラックのインスタンスが複数入ってしまう場合があります)。複数のコピーが必要ない場合は、[重複クリップの削除] をクリックしてすべてを確認し、待ちリストに入っているクリップの最初のインスタンス以外をすべて削除します (この操作は MP3 またはメディア ディスク上のプレイリストには影響しません。これらのディスクには同じファイルへの複数の参照が含まれています)。

手順: CD の書き込み

ヒント:

カスタム CD を作成する最もすばやく簡単な方法は、書き込むクリップを含むプレイリストを作成してから、プレイリストのコマンド バーで [CD の書き込み] をクリックすることです。これによって、書き込むクリップのリストを含む [CD の書き込み] ページが表示され、書き込み準備が完了します。

関連項目

CD ケースの印刷
高ビットレート MP3 ファイルの保存